コラム 1~10
Note 001「欧州研修メモ」2018年7月26日(20:44)
テーマ毎に考えをまとめて、更新していこうというarticleのコーナー。今回テーマは「2018年春に行った欧州研修について」。時々更新します。
2018年4月末から3週間ほど、異国をウロウロしながら気がついたお話。
久しぶりのバックパッカー。回った先は、ボスニア・ヘルツェゴビナ(サラエボ)、スコットランド(グラスゴー、インヴァネス、ダンディー)、イングランド(ブライトン)、フィンランド(ヘルシンキ)です。
だらだら書くで〜。
・現在進行形
人生は就職したら終わり、結婚したら終わり、とかじゃなくて。(少なくとも私が会って話した方は)もっと軽いというか、他の感覚で動いてました。
意識高い系とかじゃなくてね、もっと気軽。なんでそないに気軽にできるかというのは後述。
2年後の40歳はこれしよう思てんねん、この国でできることが多いから引っ越して来てん、次の職場はこんなことすんねん楽しいやろ、などなど。現在進行形で幅広く動きまくっていました。
当たり前なんやけど、今やっていることの延長にしか将来は無さそうやなーと気が付きます。嫌なことを我慢しても嫌なこと続かんし。
あと、いつか老後は南国に住んで、、など難しいと思うので、今から南国に住んでみて老後も住む価値があるか決めれば良いと思う。ちなみに私は、老後こそ便利で自家用車の運転も必要なく、サービスの質が高くて刺激の多い都会に住むのがいいと思います。今のところ。
・学費や医療費
フィンランドやスコットランドで話を聞いて、税金が高いけど教育や芸術、医療が無料とか、あと片親対策で給食費が無料などなど、とても良い還元の方法だった。
あと誰でも(私のようなおっさんでも)学びたいときに学べるようになっているところもあり、感激しました。これが気軽に動ける理由の一つ。
羨ましいとか言いたいのではなく、日本は(とりわけ私のような平民は)そこは個々の努力でカバーしないといけないという現実があるだけです。
・陸続き
日本は海に囲まれてますが、EUでは陸続きが多く、否応なく多様性と生きる機会が多いと思います。だからか分かりませんが、ハラルフードもヴィーガンフードもよく見かけました。
それには「ハラールっちゅーのがあるそうやな!ビジネスチャンスや!」という肩の力はなく、そういう人もいるそうなんで置いてあります、くらいな印象。そこには、あちら側やこちら側という概念がなく、多様性の中にいるからかなーと感じました。「あちら側」からすると、あちらが普通。
あと店員に言えばロー・グルテンのメニューをくれるところもあり、こういうのは個人経営のお店のメリットになるやろなーと思いました。
・個人経営の店
ブライトンで仲良くなった方と街をぶらぶらしていて、個人経営の店が多いという話になった。木造ではないので、建物はそのままで、中が入れ替わる形態が多いということもあるんやろけど、個人経営の店で買い物をする習慣があるに尽きるんちゃうかという話になった。もちろん個人経営の店舗側の魅力もあるんですが。
・自分が決める
サラエボがすごく豊かな街でした。まだ建物の壁には、無数に銃弾の痕もあったけど。
当たり前なんやけど、自分の目で見て判断しないとなーと思った。メディアが、あの人が言ってたからきっとそうだ、じゃなくて。
(時々、神格化されちゃった人って可哀想だと思う)
・家畜のストレス
スコットランドで放牧された牛がストレスフリーでした。
日本の近所の畜産場で、キチキチの木枠に囲われている牛を思うと、狭いアパートで暮らす日本人と似ているかもなと思った。
ストレスは水銀のように体に蓄積されるものでは無いと思うが、生き物の生きる環境はストレスフリーであるべきだと思う。広々のびのびしてる牛ってすごく良いよ。馬も羊も。
・四季とスーツ
英国では1日の中に四季があると言われるように、5月でも冬用ジャケットも着る日もあった。ふと、夏にスーツを着る日本のサラリーマンを思い出した。大事な会議だから、とか。英国紳士を真似たんか知らんけど、ご苦労さんだと思った。
だからではないが、会議は嫌い。会議では何も決まらないというか、結局自分で決めるから。
・便利ならさっさと取り入れる
wi-fiがバンバン飛んでたり、クレジットカード払いで面倒がないとか、個々人が受ける恩恵の部分の充実。
・War Childhood Museumにみる戦争博物館
日本の戦争博物館・資料館といえば「こんなに勇敢だった」と賞賛するようなもの、「こんなに恐ろしかった」という恐怖ばかり演出するものが多いけど、なんかしっくり来ないな〜と思っていました。
War Childhood Museumでは戦争に巻き込まれた人が、戦時中にどうやって人間性を保ったかという観点になっているので、とてもしっくりきました。
http://www.warchildhood.org/
・ニッポンゴ
帰国後すぐ鹿児島空港にて、空港バスの乗り場・切符売り場で困惑するドイツ人夫婦を見かける。聞くと、表示は漢字のみで難解。切符の購入はクレジットカードが使えない。ATMへ行くと、現金のユーロ→円の交換はできるけどカードで引き出せない。
なるほどこれは難易度高すぎるわーと思い、諸問題を解決して一緒にバスに乗る。一応、国際便のある空港でこの有様である。オモテナシの前に、想像力。
・言葉壁より意思表示の壁
ちょっと気になることは立派な動機になるので、それを隠さず意思表示をすれば良い。その練習をすることで、外国人と喋るときの言葉の壁が低くなると思う。言葉の問題というか、意思表示の問題も大いにあると思う。
それを変に隠しちゃったり、周りの空気を読もうとすると良くなかったりする。外国語云々の前の話やけど。
と書きながら、十数年前、初めてのバックパック中、英語でなんて言うんかな〜と考え込んでたらイタリア人にトライしろと言われたのを思い出した。
・いろんなとこに泊まる
ゲストハウス、酷い宿、B&B、友人宅、couchsurfing、テント、色んなタイプの宿に泊まった。宿は大事だなと思った。
もっと(書けないことも)あるけどこの辺で〜。個人的な感想ですのであしからず〜。
(投稿 201806 / 編集 201807 )
Note 002「張り子パンク」2018年7月26日(20:47)
テーマ毎に考えをまとめて、更新していこうというarticleのコーナー。今回テーマは「リサイクルについて」。時々更新します。
紙すきをしながら、リサイクルについての行動が腑に落ちたので、ダラダラ書いたで~。
紙媒体にデザインをしていると、テスト印刷や印刷ミスなどで行き場のない紙が溜まって行く。雑誌や本もそうで、インプットをするために買うようにしているが、古いものは誰か引き取り手がいたらな~なんて思うが、0円で募ってもなかなか行き渡らない。よし、それでは張り子面の材料にしようと思い立ち、ミキサーにかけ、紙漉きをして見ました。結果、書道の紙ほど扱いやすいものではないけれど、ちょっとゴワゴワした紙ができました。
その昔、私はリサイクル製品を製造するメーカーで勤務していました。特にやりたいこともなかったので、せめて悪いことはせぬようと選んだ気がします。入社して暫くして気が付いたのですが、使い古した自社製品をも溶かして使うリサイクル製品だったはずが、実際には不純物が多くて使えないものが殆どだという。そりゃあそうだ。世の中、大体のものは古い物をリサイクルするよりも、新しいものにした方が安い。そういうものだ。上司からその話を聞いて「そりゃそうですよね~^^ 」と言いながら、落胆しました。
大量消費・大量生産。作れば売れる。作ったから売れ。押し込め。業績は右肩上がりでないといけない。挙げ句の果て、処分の仕方も捨て方も分からないものを作り、それが世の中の為だと作り続ける。
こういう社会を続けてきた世代の後始末というか、考え直す必要があるのが私らの世代なんじゃないかと思うんですね。空き家情報とかゴミ掃除してても思う。レジ袋もそうかも知らん。
話が飛びましたが、自分で作ったり買ったりした紙が行き場のない時に、紙漉きをして張り子の材料にしてしまう、この循環ができて非常に嬉しい発見があったのです。私の故郷、姫路ではその昔。城下町だったために商業が盛んになり、沢山の紙を消費したそうです。そのリサイクルとして姫路の張り子面の文化が生まれたそうです。社会人になり、「クソが」と思ったところからの反骨心、ということを考えれば張り子という行為は、私にとってパンクに通ずるものがあるのかもしれません。仮面で顔を隠すことで逆に本心を引き出せるならこれまた皮肉なことやなーと思いながら。
(投稿 201807 / 編集 )
Note 003「脱・集団行動。脱・繋がり世代」2018年8月20日(9:31)
テーマ毎に考えをまとめて、更新していこうというarticleのコーナー。今回テーマは「集団行動について」。時々更新します。
集団行動が苦手。「みんなで一緒に」が合わなくて、色々と誤魔化してきた。集合写真も横を向く、合唱は違う歌を歌う、号令はタイミングをずらす。しかし、もう我慢しなくても良いでしょう、と思う。
それぞれで良いじゃないの、と思うのだ。火を消すのに行進練習はいらないと思うし、地域を作るのに皆んなで同じことをして税金引っ張って来て盛り上げる必要はないと思う。それに人間が団体になると、誰が来なかったとか、有る事無い事の陰口が始まる。困ったことに、それは非常に楽しいのである。
そして、それをついつい言ってしまう自分が嫌だなーと思う。だから、出来るだけ属したくない。 人のストレスは、人間関係から来ることが大いにあると思う。会社を辞める人の多くが、人間関係でうまくいかなかったことが理由だという。かくいう私も会社員時代、家族を養うために売上積んでるのに何でまずこのオッサンを養わんといかんのだ、とか。そういう人間を恨んでいた。そういう組織が合わないんだと思う。
ただ、個々人が役割を持って、プロジェクトを遂行するためにチームで協力し合うのは楽しい。少数精鋭、それぞれの判断で動く、というのが合っているのだと思う。そもそも、集団でやるということは、一人では出来ないことを力を合わせて行うもので、せーので手拍子して同じ歌を歌うことではない。サッカーと同じで、それぞれのポジションに役割があり、目標のために力を合わす。うまくいっていないポジションがあればカバーする。そしてチームで力を発揮する。これが集団の成す技やないかと思うんです。
ちょっと話が変わるが、最近Facebookから距離を置いている。あれは派閥や嫉妬を作ってしまうからだ。Facebook上で盛り上がっていることが、あたかも世の中で盛り上がっていることかのように見える。そして同じような人間(なぜか服装も似てる)が仲良しグループを作り、嫉妬を生む。見ないに越した事はないと思う。
最近の流れはこう。現実で知り合い、Facebook上で友達になり、どんな人かを調べて「カテゴライズ」してしまう。相手のことなどよく知らないのに、ましてやFacebookなんかに投稿する情報は表面的なことが多いのに。失礼な話である。
何度か、Facebookでイベントを立ち上げた。興味あり:300人、参加する:30人、実際に来る:20人、何かを購入する:5人(ほぼ友人)、という感じで、あまり効果がないなと思ったことがある。問題は、拡散性であり、興味ありとした300人の友人関係にイベントが表示されたことになり、膨大の数の「興味のない人」のお目汚しをしてしまったことになる。自分も、興味のない記事が永遠と上がって来るときにはうんざりする。良かれと思ってやっていることも、他人をうんざりさせてしまうことがあるのではないかと思った。もちろん、自分がやっていることは楽しいと思うからやっていて、自信を持っている。けどそれを不特定多数へ向けて発信するのは少し違うかなと思った。ワークショップなんかは、受け入れられる数に限りがあるし。数売って稼ぐ類のものと違うから。
集団行動が苦手というのは、いつから感じるようになったのだろう。小学校2年生の頃からサッカーを始めた。低学年のサッカーというのは、組織化されておらず、ボールに敵味方構わずぐしゃぐしゃに集まって蹴り合っている。私はというと、何となくちょっと離れたところにいて、ボールを待っていて、こちらにボールが来たら確実に1点。ゴールまでキーパー以外は誰もいないのである。もしかするとこの時に、人と違うことをするということを肯定できたのかもしれない。
以前、とある施設の副館長が面白いことを仰っていた。農耕民族は収穫量を上げるために協力し合う傾向があるが、漁業を生業とする人は、どちらかというと自力であり、孤高である。というような内容であった。そこは漁業の道具類も展示してある施設だった為、どちらが良いという言い方になっているが、私はなるほどなと思った。私の父方の祖父は、淡路島で漁師をしていた。母方の祖父は、姫路で自営業だった。自分の力で生き抜いて来て、時には役割を持ってチームで仕事をしたことと思う。
問題は、集団で息苦しい自分が、そこから解放されて生き抜けるかどうかかなーと思う。
♪ それ〜でも生き〜る 私は生き〜る〜 ♪
という二階堂和美さんの「めざめの歌」が頭に流れて来て、IN/SECTSという雑誌の「ひとり」特集に、二階堂和美さんが「ひとりだからできること」を色々語られていたのを思い出した。この世の全てはどうにもならない、のである。
(投稿20180700/追記20180908)
Note 004「couchsurfingについて」2018年8月21日(14:23)
テーマ毎に考えをまとめて、更新していこうというarticleのコーナー。今回テーマは「couchsurfingについて」。時々更新します。
まだまだ日本では知名度の低いカウチサーフィン。登録した人同士が、「いついつ泊めてもらえませんやろか?」とか「宿探してんねやったら泊まっていけへん?」とか交渉するボランティアサイトです。AirBnbと違い、金銭は発生しません。とてもローカルな情報が手に入り、友情まで芽生えるこのサービスは、私にとっては趣味の一つになっています。世界中を旅するお金と時間がなくても、世界中からウチへ来てくれるんです。仮面やデザインの情報を持って。もっと広まれば良いなと思うのと、せっかくの旅行でトラブルを起こして欲しくないなと思うので、メモ書き残しておきます。まず、カウチサーフィンという名前ですが、私は夜(波)をカウチ=ソファー(サーフィンボード)で寝泊まりして楽しむ、って解釈しています。友達を泊めるみたいに気軽にソファーで寝てもらうってのが元々のコンセプトっぽいですし。もちろん空きがあればベッドや布団でもOKです。
私が利用したのは下記の通り(2018年8月現在)
ホスト経験3回。ゲスト経験1回。
・2017年5月/ホスト/フランス人男性1名
・2017年11月/ホスト/ポルトガル人男性1名
・2018年5月/ゲスト/フィンランドで夫婦のアパートに宿泊
・2018年7月ホスト/香港人夫婦2名
(ゲストの香港人夫婦。お礼で愛用していたフリスビーを貰いました!)
岡山県岡山市に住んでいた頃から利用していましたが、鹿児島県南九州市という僻地に暮らし出してから、初めてホストになりました。屋久島へ行く前に指宿市に寄りたい、けどリゾートホテルばっかで無理、という方が何名かいらっしゃいました。
ちなみに、私の住んでいる場所が、駅もコンビニも車で15分くらいのところなので、ゲストがレンタカーを持っていないときは車で送迎することになります。せっかくなので、ゲストが望めば近辺をガイドしてます。本来はベッドだけ提供すれば十分なんですけどね、立地が立地だけに。(都会で利用するときは、もっと気軽にゲストを迎えたりできると思います)
↓「ゲストを迎えるまで」また「ゲストになるまで」の順序はこんな感じです。
①登録する
この辺はSNSと同様、プロフィール写真を設定したり、趣味や勉強中の言語、住んでいる場所、旅の思い出など、自分がどんなキャラクターかを書いて行きます。
②アポイント
登録が済むと、トラベラーからオファーが届くようになります。気長に待ちましょう。
だいたいこんな感じです→「こんにちは、私は〇〇。プロフィール見ました。どこどこに行こうおもて旅行中です。〇月〇日から3晩泊めてもらえんやろか?1日でもええです。よろしくね。」
スケジュールを交渉したり、可・不可のメッセージを送ったりします。
また、近辺を旅行中のトラベラーを見つけて、こちらからオファーを出すこともできます。「よかったら泊まっていけへん?」って。
私がフィンランドでゲストになったときは、このパターンでした。あらかじめ「○月○日~○月○日までどこを旅します~」という情報を乗せることができます。その近辺にいるホストに通知が行くようになっていて、ピンときたホストがメッセージを送れます。
私の場合「5月○日~○日にヘルシンキやラウマに行くで~。15年ぶりで楽しみやわ~。」みたいなことを掲載していたところ、ヘルシンキ近郊の村に住む夫婦(ご主人がチェコ人、奥さんがフィンランド人)から「良かったら○日はウチに泊まらない?なんなら3泊でもええよ」とメッセージが届きました。聞くと日本語を勉強中で、年内に新婚旅行で日本へ行くことを考えていたそうです。そんな感じでお世話になることになりました。
トラベラーは旅行しながらメッセージをくれたりします。場所によってはWi-Fi環境がなく(特に日本では)、返事が遅れることもありますがその辺はお互い様です。
③ご対面
連絡を取り合いながら、いよいよご対面~。駅だったり空港だったり、到着の時間を伝えたり、お互いに当日の服装や特徴を伝えます。私のプロフィール写真は仮面をかぶっているので、先に見つけて声をかけることになります(笑)ちょっとドキドキしますが、相手も同じ。笑顔で握手して、お礼と自己紹介。しばしご歓談。相手の国の言葉で挨拶ができると喜ばれます。「コンニチワ!ワタシ、〇〇ヤネン!」て言われたら嬉しいですよね。
ホストになるときは、だいたい指宿駅が多いです。フィンランドでゲストになったときは、空港でした(ホストのご主人が空港で働いてた)。
④観光やら宿泊やら
相手のスケジュールに合わせて、希望すればどこかぶらぶら案内してもいいですし、ご飯食べても良いし、一緒にご飯つくっても良いし、、、自由です。最初は緊張するものですが、何か一緒にしながら話すと話題に困らず、時間が緊張をほぐしてくれます。
自宅へ迎えると、今度は自宅の案内ですね。「スリッパよければどうぞ~、お風呂はここ~、トイレはここ~、こっちは猫のトイレ。ここが貴方の寝るところ~、Wi-Fiよかったら使って~、洗濯機も使いたければ言ってね~、何か飲む?」みたいな感じで。
気をつけたいのが、日本人にありがちなToo muchにならないこと。オモテナシも過ぎれば迷惑になります。
(写真は我が家で仮面作りワークショップをするゲスト。明るくて素敵な方でした。)
フィンランドに泊めてもらったときは、リビングのソファーに寝させてもらいました。ご主人が早朝出社する時には気を遣ってくれてコソコソ家を出て行ってたので申し訳ないな~と思いながら。
そうそう、あとフィンランドで驚いたのが、普通の1LDKのアパートだったんですが、トイレとシャワー室の奥に小部屋があって、「夏だから物置にしてるんだけど、これサウナだよ」って紹介されてめっちゃビックリして。珍しがっているのでホストが笑いながら「よし、じゃあ入ろう」って、いきなり裸の付き合いをしました(笑)
自分にとっては当たり前でも、分かりにくいこともあると思うので、マスキングテープに色々書いて貼っています(トイレのライト、シャンプー、猫のトイレ…etc)
⑤お別れとアフターフォロー
お礼を言ってお別れです。ハグをしたり、握手をしたり。再会を誓ったり。短い時間でもかなり深いところまで気を許せる相手になっているんではないでしょうか。
couchsurfingのサイトでは、相手はどうだったかを評価する機能がついています。良い思い出ができたと思いますので、是非ポジティブに評価してあげましょう。この評価がユーザーの信頼度を高めることになります。サイトのプロフィールに表示されるので、コンタクトを取るときの参考になるわけですね。
カウチサーフィンの魅力は、自力ではできない経験ができてしまうところ。フィンランドで泊まった時には、最終日はご主人も仕事が休みで、ヌークシオ国立公園で一緒にテント泊でした。
以上で、だいたいの流れは説明できたかと思います。
カウチサーフィンには情報交換をし合うコミュニティ機能や、言語交換のグループとかもあるのですが、まだ使いこなせていません。自分に合いそうだなーと思う方は試してみては如何でしょうか。
(投稿 201808 / 編集 )
Note 005「命の値段・忘れ去られた命」2018年8月23日(22:13)
テーマ毎に考えをまとめて、更新していこうというarticleのコーナー。今回テーマは「命について」。時々更新します。
このテーマは、まとまらないし、タブーが多いと思うけど、書き留めておくのは大事かなと思ったので。
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ペットショップは嫌い。檻に閉じ込められて解放させたければ金を払え、と言っているようで。見ていられない。なんなら血統書とか犬猫の種類に拘るところなんぞはレイシズムそのものであり、ブリーダーはレイシストだと私は思っている。
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現在、うちには2匹の猫がいる。ちくわとたま子。岡山で里親になり、鹿児島へ連れてきた。猫の場合、同居人という感じもするが、すっかり家族である。性格・人格のようなものがあり、考えていることも何だかわかるようになってきた。
「ちくわ」の名前の由来は、幾つかあって。
「竹のような芯を持って真っ直ぐ育って欲しい」というもの。
「どんなに怖い人でも、怒っている人でも、悲しい時でも『ちくわ』と呼べば拍子抜けしてしまうから」というもの。
町田康さんの小説で「ちくわも食わなきゃなんないし」と言っても誰も反応しないところが気に入っていたこと。
そんな感じで、願い通り、真っ直ぐ、わがままボディに育っている。
「たま子」の名前の由来は、「玉野市」のBarberソレイユルヴァンさんへ髪を切りに行く時、「たまたま」妻がついてきて、髪を切っている間ぶらぶらしていた妻が「たまたま」入ったカフェの定員さんが「たまたま」子猫を保護して里親を探していて、妻はその情報を友人がFacebookでシェアしていたのを「たまたま」見ていて驚いて。
4人兄妹だったけど、一番シャーシャー言ってた女の子を引き取りました(他の兄弟も無事里親見つかりました)。んで、たま子。
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また、小さい頃は実家で犬を飼っていた。今思えば、もっと相手をしてやれば良かったと少し後悔している。言い訳はいくらでもできた。塾だ、勉強だ、大学だ。いつでもラッシュは喜んでくれたけど、幸せだったろうか。
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犬といえば、インヴァネスのネス湖に続く川沿いが遊歩道になっていて、たくさんの人が犬を連れて、とても無邪気に散歩していた。
みんな家族なんだな、と思いながら散策していると、奥の方で文字が書かれている木の板が埋まっているのを見つけた。
「CORRIE 1985-93 TINKER 1979-96 FRIENDS TOGETHER」
お墓だと気が付いて、遊歩道を見た。ここを散歩してたんだろうな、と思うと涙腺が緩んでいるのに気が付いた。歳のせいもあると思う。
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動物と一緒に暮らしていると、だんだんと肉が食べられなくなってきた。境界線はそれぞれだと思う。
私の場合は、魚・鳥はOK。多分、猫が食べるからだと思う。牛や豚は、近所に畜産農家があり、よくトラックで運ばれるのを見ていると、申し訳ない気持ちになる。
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畜産についてだけど、UKを旅した時には広々した土地に放牧された牛や羊をよく見かけた。彼ら・彼女らはストレスフリーで、人生を謳歌していたように思う。
一方で、近所の畜産場を見ると、キチキチの木枠に大きい牛や豚が並べられている。何だか、都会のワンルームマンションに住む日本人に似ているなと思ったりする。
安心・安全にはストレス値はあるのだろうか。ストレス値の高い生物を頂いたからと言って、ストレスが水銀のように体内に蓄積されるとは思わないけれど、生き物が生活する環境はストレスフリーであるべきだと思う。
自分たちが(日本人が)ストレスフリーじゃないからと言って、家畜にそれを強要するのは間違っている。
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ラジオを聞いていて、黒部菜々佳さんがドイツの「ティアハイム」を訪れた話をされていた。
そんな施設があるのかと、頭をハリセンで殴打されたような心地よい衝撃があった。
ドイツを始め、諸外国ではペットの生体販売を禁じられ、保護犬や保護猫などの動物の里親を探すようにシフトチェンジしているとのことだった。
我々日本人は、ティアハイムの仕組みを学ぶべきだと思う。生体販売をしなくても商売はできるだろう。そういう道へシフトチェンジするべきだ。
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私の作っている仮面は、張り子の上から胡粉という貝殻の粉をコーティングしている。その為、骨のようなマットな白さが特徴になる。
「ボタニカル・ゴート」というシリーズがある。ヤギや羊や鹿の草食動物の頭蓋骨のような張り子。ツノには、枯れ枝などの植物を刺す。
言わば、フェイク「ハンティングトロフィー」というインテリアである。
UKのとある城を観光したことがある。夥しい数の鹿のハンティングトロフィーがあった。遊びでハンティングをして、優れていることを誇示したいのである。
現在でも、どんなルートをつたってか分からないが、時々骨が売買されているのを見かける。買うから増えるのであって、売れなければわざわざ動物を殺める人もいなくなるだろう、そう思って。それに少しでも力になればなーと「ボタニカル・ゴート」を作っている。
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ボタニカルゴートについてもう一つ。普段通らない道を何気なく歩いてみたら、檻型トラップの中に、白骨化した草食動物の骨を見つけた。
ちょうど、大きさ的にもボタニカル・ゴートと同じくらいだった。罠を仕掛けた人の名前もあったが、仕掛けたことも忘れているのだろう。
亡くなってからかなり経過していて、綺麗な白骨となっていた。手を合わせて、花を添えた。
完全に忘れ去られた命である。お腹が空いて、助けを呼んだりしたと思う。でも、どうすることもできずに、絶命した。
私は、ボタニカル・ゴートを作る時、この子を思い出すようにしている。忘れ去られた命があったこと、私は覚えていたいと思う。
(投稿20180823 / 編集 )
Note 006「香港視察メモ」2019年4月10日(15:31)
ねいほうー、🇭🇰香港へ行っておりました。
広東語と英語の調和が気になっていたところ、仕事で香港の知識が必要になったので、ぶらっと調査へ行ってきました。
昨夏にカウチサーフィンでうちに泊まってくれたカントニーズ夫婦にも連絡して。有難いことに仕事後や日曜礼拝の後などに毎日会ってくれて、ディープなローカルエリアを紹介してくれました。若い二人ですが本当に教養が高くて学ぶことが多いです。多謝ドウチェ~。
おかげで目的の市場調査も、文化やデザインのベンキョー、社会問題やローカルフードもこれでもかと詰め込んだ短期滞在となりました。
せっかくなので、旅行中に付けたメモを公開しますが、個人的な感想であり、またサンプル数や滞在時間が少ないので、話半分に見てくださいね~。
・国際都市
日本企業や日本食をはじめ、日本の物「も」非常に多い。もちろんイギリスの歴史もあるが、国際都市らしく様々な物事が凝縮されている大都市。都会志向のある日本の若者は、東京大阪も良いけど、香港という選択肢は国際感覚も磨けてかなり良いと思う。めちゃくちゃ都会でLan Kwai Fongなんかは狂ってるな~と思いました。
日本企業に関して言えば、少なからず日本というアドバンテージがあるので香港は良い相手と思う。
・メイドさんたちの休息
ダンボール敷いてゴロゴロしてる人がもんのすごく沢山いて(一部歩行者天国にする道も)、にしては女性ばかりで、お喋りしたり手作り弁当食べたりスマホいじったり悲壮感が無いな~と思っていたら、彼女たちの多くは出稼ぎのメイドさんたちとのこと。主にフィリピン等の国からで、休日は雇い主の家にいなくていいので、こうして友達と過ごしているそうな。この日常の光景は見ないと想像できなかった。
・超高層ビル関連
滞在したのが香港島の中環あたりで、ビジネス街や住宅街も近く、思わずスゲーと言ってしまう超高層ビルに囲まれる。土地がなく、どんどん上へ行くのだそう。英国等との貿易で活躍したビクトリアハーバーも時代とともに埋め立てられ、九龍エリアとの間も狭くなっているそうです。
初日は「あれ、モヤってる?」というくらい景色が白かったが、原因はスモッグ。良い空気を求めて上階へ住みたがる人も多いそうです。そして家賃が超高い。
・ビジネスチャンス
コーズウェイベイに占い師のようなオバチャンがいた。「打小人」という商売をされているそうな。打小人は、嫌いな人の名前を紙に書いて(写真もOKなのかも?)渡すと自分の代わりにペシペシ叩いてくれるのだ。呪いというより厄介な人を遠ざけるイメージかな。日本でとても流行るビジネスだと思う。
https://www.youtube.com/watch?v=s8xp7boQUIs
・中国暦と西暦
若い人はウェスタンカレンダーを使うが、年配の人を中心にチャイニーズカレンダーを使う人も。友人も西暦を使うが、中国暦の15日は必ず満月であり(十五夜もそれですね)新月からスタートするところが非常に優れていると認めているが、普段はすっかり忘れているので親から唐突に中国暦の誕生日を祝われる。
・広東語ネーム
香港の友達夫婦をイングリッシュネームで呼んでいるが、広東語ネームも持っている。もちろん漢字である。というわけで自分の名前の漢字を紹介すると「これはLin Chunkaiだよ」と読み方を教えてもらった。スタバの注文予約時、日本名が伝わりにくい時に「あ、Linで良いです。Lin Chunkai」と言えば便利でした。
・カントニーズ
ちなみに中国語(マンダリン)と広東語(カントニーズ)は違っていて、殆ど聞き取れないそうです。香港はシェーシェーではなくて、ドーチェ or ンゴーイ。
・日本は守られている?
たまたまかもしれないが行く先々のお店で英語ができる人が多く、また友人も高校の英語教師をされているので、日本の英語教育についての話になった。香港に比べて日本は学び始めるのは遅いようで、会話よりテスト向けの勉強が重視されるという話で「それは日本政府が日本国内の市場を守っているからじゃないかしら」という考えをもらった。なるほど、海外企業は外国語では日本国内で商売がしにくい。この発想はなかったので新鮮でした。
・女子旅か!
というくらい、友達のおかげでグルメを満喫。一人旅では食費を抑えてしまうので、個人的になかなかできない経験。全て美味しかったが、お気に入りは「桑寄生蓮子茶」というローカルなデザート。
・コンテンポラリーな
世界から人が集まるだけあって、アート界隈も質の高いものも多かった。個人的に広東語と英語のバランスが気になっていたので、色々なデザインを見ていて納得のいく発見がありとても満足。
香港藝術中心では(https://hkac.org.hk/)、WANG LUYANの展示が頭にスコーンと入って良かった。
・リノベ施設
PMQという施設は(http://www.pmq.org.hk/)、旧学校&警察宿舎をリノベーションした商業施設で、各部屋が若手デザイナーやショップに活用されていてとても良かった。GLUE associates(https://glueassociates.hk/)のショップとそこがコラボしていた台湾のアーティストの只是(ZISHI)が非常に良かった。
他、リノベ関連でいうと、大館Tai Kwan
(https://www.taikwun.hk/en/)、や藍屋(The Blue House Cluster)も元は刑務所や商店であり、再開発が激しいエリアでも政府がそのままの建造物で再生させるプロジェクトを行ったそう。
・竹
香港の建築現場で忘れてはならないのが竹の存在。建築物を囲う足場が、鉄骨ではなく竹なのである。ジャッキーチェンがいそうやなーと思っていると、竹は軽くて丈夫でしなやかさも兼ね備えているので台風の多い香港に適していると教えてもらう。あんな高層ビルにも使用されるのだから、日本でも使えそうやなーと感心していたら、G.O.Dという雑貨屋(https://god.com.hk/)で、竹の会社のTシャツが売っていたので迷わずゲット。
・環境について考えると
台湾のタピオカドリンク的なテイクアウト飲料が人気であちこちで見かけたが、オールプラスチックで使い捨てという点であまりよく思っていない人も。そういう人はタンブラーを持ち歩いていた。店舗も、金属製のストローを使用したり、木製の歯ブラシを販売したりしているところもあり、環境に対する考えが現れていた。
話が変わるが、エコバックの方が環境負荷が高いという議論があると、じゃあどうしたら良いんだということになる。ので「plastic is not the problem, we are the problem」という考えを持って行動を選択することが大事と思う。
・生き物について
香港エクスプレスの機体に「Say no to Shark Fins」と書いてあり、調べてみると機体の名前が「鯊魚Shark」なので、サメのヒレ(ふかひれ)欲しさのFining(ヒレだけ摂って捨てる)を止めようという声を機体に書いていたようでした。
また、友人宅は犬の里親になっていて、ペットショップは多いが内情に嫌気がさしているとの話だった。動物すべてに敬意を払う考え方には賛成で、Animal welfareというらしいですが、こういう生き物や環境について疑問に感じていることは国境が関係ないので、意見交換ができると自分の考えも幅が広がったり深まったりする気がします。
・フェアじゃない
MTRは店側の立場だからフェアじゃない、トラムやバスの方が好き、と友人が言っていた。場所を決めて工事をして駅に店舗を誘致して、というところで住民のことより経済を優先しているという意図なんだと思うが、この「フェアじゃない」という考え方はとても心に残りました。上から与えられる物や制度を何でもかんでも受け入れるんじゃなくて、自分がどう思うかというとこですかね。
(投稿20190410/追記 ___)
Note 007「覆面・匿名」2019年5月15日(9:15)
banksyが誰なのか、slipknotの素顔はどうなのか、bob log Ⅲは、bucketheadは、と言うことには全く興味がない。
知ろうと思わないし、不意に知ってしまったところで、そうなんだと思うだけで評価は変わらない。
本質は表現やメッセージにあるからだ。
ゆるキャラの着ぐるみの中、ミッキーマウスの中、誰か知りたい? 知ってどうするの? というのと同じだと思う。
それは、誰であろうと関係ないことであり、その表現やメッセージに価値があるんだと思う。なんなら中身が入れ替わっていても、メッセージは死なずに生き延びることができる。
覆面の良いところは、誰にでもなれるところだ。誰にでもなれて、メッセージを拾い上げて続けていけるところだ。
拾い上げて続けるといえば(ちょっと話がそれるけど)、スコットランドの民族楽器バグパイプが兵器として使用されていた話を聞いた。あのドローン音を轟かせながら、大軍で押し寄せるのだ。相手は、射ても倒せども、また後ろのスコットランド人がバグパイプを拾い上げて、音を轟かせる。相手の心は完全に恐怖で萎縮し、精神的ダメージを与えるものだったという。どこまで本当の話かわからないが、私はこの話が好きだ。
話を戻すが、仮面で生じる匿名性。これは人間のブースターみたいなもので、悪事を働く者もいるし、言えなかったことを言えるようになる人もいると思う。
匿名といえど、決して無色透明ではない。
匿名になったら何を発信しますか。
それは、匿名でないとできないことですか。
(投稿20190515/追記 20190528)
Note 008「3年生」 2019年9月18日(20:37)
2019年9月18日
おかげさまで私の個人事業も3周年。ニホンゴは下アルヨ。
Hi mate,
My self-employment days just passed 3 years. A big thanks to wife, cats, family, cats, friends, customers, cats and cats.
I got ”independence” at 18th Sep 2016. The date is also the referendum on independence of Scotland (one of my fav place) from UK in 2014. When I was considering to take another life, I watched the news. I was surprised that we could try to change anything.
I did several kind of works in this 3 years (graphic design, compose music, planning, video making, product sales…).
It seems a lot, but I realized what I’m selling just one thing.
My self-employment name is Naname Trade. Naname means tilt or diagonal in Japanese. Because I fed up with Japanese typical systems (vertically system and constraints of society). haha
After I quit the previous company, I got big salary down. But we had moved to countryside and live in the garage renovated by ourselves. I’m having good life now.
I don’t know what will happen in the future but no matter what kind of life. Anyway, we’re alive!
Thank you for reading my broken English to the end! Learning never ends. haha
Talk to you soon. Thanks again!
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(外国語は語彙が少ない分、ストレートに物が言える説。)
さてはて、個人事業で3年目。
三十路に差し掛かり、亡くなった祖父が頻りに「好きなことやりなさい」と言ってくれてたのを思い出し、まずは嫌なことを辞めてみることからスタートしました。
この3年間は、物好きのお客様のお陰で、いろんなタイプの仕事をさせて頂きました(グラフィック、作曲、動画制作、イベント企画、ワークショップ、物販、、、)。
ちぐはぐのようですが、自分が何を売っているのかが分かってきた気がします。改めまして有難うございます。
あと、当初はモノゴトを右から左に動かす仕事をしようかと思っていましたが、0→1を作ることに携わることが殆どになりました。パソコンを離れてバランスを取れるアルバイトも大事。そもそも自然界、いや宇宙のバランスはー、、という話は置いといて
開業は9月18日にしてました。これは私の好きなスットコ、じゃなくてスコットランドの独立投票のあった日付です。初めて二十歳のバックパックで訪れたのがエジンバラでした。
その10年後、働き方を変えようかと思っていたところの独立投票で、国の形ですら修正を加えていって良いのか、とちょっと衝撃を受けたことを忘れないでおこうと思ったからです(結局、投票結果で独立にはなりませんでしたが)。
屋号はナナメトレード。表に出ない名前なので、私の親会社みたいな感じでブラックボックス化してます。
由来は諸説あるそうですが、私は(きっと多くの人がそうであるように)タテ割りやヨコのしがらみにうんざりすることが多かったこと、そんで曲がった事が嫌いなのに、そもそもヘソが曲がっているので、ナナメな仕事が出来たら良いなと思っているそうです。
鹿児島へ引っ越してから暫くは、なかなか自分のペースを作ることが出来ず、頭がおかしくなりそうなころもありましたが、あれこれ考え直し、徐々に自分のペースを作ることが出来てきました。
お勤めを辞めた後、心配していた懐具合は、額面上ではかなり寂しくなりましたが、お仕事くださる皆様のお陰で、今のとこ感覚的に然程変わった感じはありません。
(補足すると、サラリーマン時代からの収入は大幅減ですが、倉庫を改造して住んだりして、家賃などの支出も大幅減。お金は手持ちをマイナスしていく勘定ではなく、投資の感覚で機材や材料などには先に動かせるのでストレスが少ない。あと他人と給料の差を比べることがなくなったから不満がない。とか。個人の感想ね。)
そんなこんなで、猫や家庭のことをする合間に仕事もしております。
忙しい時には、猫の手を借りておりますので、締切に余裕を持ってお問合せいただければ、猫も喜びます。
しかしながら、いわゆる五十六十喜んで、の状態になった時、最先端のテクノロジーを使って今のような仕事を続けていけるとも思えませんので、これからまた10年で次のことを考えるのは楽しみだなと思っています。
また機会があればお話ししまーす。ではでは〜
Note 009「飛ばずに飛ばせる」2019年10月7日(22:03)
定点ではなくて動きを見せる。
助走を見せれば、人はそれぞれのジャンプをイメージする。
完成されたジャンプを見せるよりも、ジャンプは委ねるほうが作品として面白い。
私はそういうモノゴトを作る。
Note 010 「美術は食えないのか」2024年8月3日(9:36)
あちらこちらに展示を見に行くと、画家のプロフィールには「どこどこの学校の美術教師」と書いてあることが多い。
このプロフィールが非常に多いこと見ると、美術では食えないんだろうと思う。
だから、教師として美術を教えている。
食えない美術を。
もちろん技法やロジックを下の世代に伝えて、美術の工夫を教えるのも大事だと思う。
けれども「美術で食える世の中に変えていく」のも、上の世代の役割とちゃうかなと思うんです。
そういう世の中に方向転換すると、下の世代は自ずと美術と一緒に成長すると思う。
ほなどないせえ言うねん、って言われそうですけど。まずは自分がして欲しかったことを、下の世代にしていくことから。